工業用クロムめっき被膜におけるクラック数管理
2019年12月12日
研究目的:
クロムめっき加工において発生するクラック数をコントロールし、機械部品の使用環境に応じて機能向上させることを狙いとする。


クラック数の減少により、耐食性の向上が期待できます。


クラック数の増大により、耐摩耗性の向上が期待できます。
クラックとは?
クロムは非常に硬く、対磨耗性に優れた効果を発揮します。しかし、その硬さのため内部応力が大きく割れが必ず発生してしまいます。
その割れがクラックと呼ばれるものです。ただし割れは一概に有害ではなく、その隙間を利用して使用状況に応じた有利な特性を持たせることができます。